市川 宏、杉本 達夫 訳『史記(1)』徳間文庫/読書感想

全8巻の第1巻……しか弟は持っていないらしい。ぬう……。

伝説時代から夏王朝、殷王朝、周王朝春秋五覇の時代までの白文、書き下し、翻訳で読む司馬遷史記です。

翻訳がかなりぶっちゃけているので素人にも割と読みやすいと思います。

てか、ぶっちゃけすぎなきもしないでもない。

やっぱりこうやって物語で読むと歴史も入って来やすいいなぁ。

書き下し文を読んでいるとどうしても字義が今と異なっている部分があって、意味が分からないところがかなりありますよね。

高校時代に結構勉強したはずなのですが、かなり忘れてしまう。

高校時代からの疑問ですけど、「将」を「将に」に使ったのは何故なんでしょうか?

いや、文章化する際にそういう抽象的な語が必要とされたのは分かるのですが、何故に「将」だったのか……?

「愛」が「惜しむ」だったりってのは、意味が次第に細分化して言ったのだろうと思うのですけどね。

でも、白文でも読んでいたらなんとなく何が起こっているのかは分かる気がします。

坂本竜馬は白文を適当に読んでいて仲間に笑われたらしいですけど、こういう感じだったんでしょうか、とか思いました。

続きが気になるぜぇ~。