転換期中盤/daily
世の中が動いている感じですね。
ノーベル賞には驚いたなぁ。
まさかあんな古いので賞がでるなんて。
小林・益川理論と言えば素粒子物理では図解雑学でも中ほどに載るようなレベルの基礎教養でしょ。と、書きつつぜんぜんわからないけど。
蛍光物質によるマーキングもずいぶん技術的に確立しているし、ノーベル賞は二桁の順番待ちっていうのは本当だな。ノーベル賞は確かに先駆的な科学賞だけど、先駆的で権威的な分、フットワークを失ってしまって最前線に留まっていられなくなってしまったのだな。
平和賞とかも、政治性が増しているし、もっと視野を広げるべきなのかも。
今回一番驚いたのは、朝日の夕刊もちらっと触れていたけど、下村氏の息子の努氏がケヴィン・ミトニックを追い詰めたあのツトム・シモムラだってこと。『テイク・ダウン』は高校時代に読んだよ。意味わかんなかったけど。
こういう才能が国外流出しているのが日本の科学行政の現状よね。
小林・益川両氏が文化省の表敬訪問で苦言を呈したそうですけど。GJです。
金融工学の本を読むまではいまいちわかっていなかったけど、世の中には(そして以前の僕には)金融について何も無いところから金を生み出すかのような誤解があると思う。
金融工学と言うのは、確率的分布に従うリスクを金融商品へと価値化し、市場に乗せることによって分散・安定化を図ることにその素晴らしさがある。だから、やたらと株価を高めたり金融商品が人の手を渡る度に高騰するようにしたりするものではない。
こういう認識はそれが「工学」となった今では共通理解として教えられるものであると思います。
もちろん、人間心理の集合としての市場心理として、騰落が起きるのは仕方ありません。先走りは止められない。ですが、そういう共通認識があればその先走りの幅が縮小し、市場はもっと落ち着くと思うのです。
とにかく、現状のババ抜きみたいな市場はおかしいと思います。
無闇に膨らむからバブルになって、ババ抜きにそういう不安定な人を不幸にする市場は不健全と思います。
金融危機って言ってるけど、現実には7500くらいで踏みとどまって一服すると、有望産業と斜陽産業との取捨選択が進むのではないかと思います。
1ドルが100円前後で推移していて、日銀もここから大きく上下に振れないようにすると思うので、日米の株価は協調しそうな感じ。PERとか指数化して、業務内容さえ分かれば投資に国境は無い時代。
この下落の問題は、現金化を目的としている点です。市場を資金が還流しないことで経済の動きが硬直化する危険があるのだと思います。
投資力を持った国が買い漁ったりしそうな感じです。
金融は物産と金融資産の区別をなくす効果があるものですから、農地、オイル、レアメタルなどの資源がウェイトを占めるようになるでしょう。
欧州はロシアとの力関係が体感的に分からないので良く分からないです。
アイルランドはどうなるんかなぁ。
で、北のテロ指定解除でしょ?
いろいろあるなぁ。
と、今年もあと3ヶ月きっているけどいろいろありそうです。
僕の周りも。