後任人事/Hawks
うーん。
王監督の後任について、秋山チーフ以外の名前が挙がっているみたいです。
……これって、中央にいるオーナー周辺が知名度を気にしているのだと思いますけど、九州からすれば秋山チーフの知名度と親近感は古田などよりも余程上ですよ。
孫オーナーはビジネスのために買ったのであって、王ファンであってもホークスファンとは言い難いでしょうから。ファンの応援歌への思いいれも全然知らなかったですしね。
やはり在九州でないというのは、感覚の違いが生じてしまいます。
地元の愛着からすれば、秋山監督以外には違和感を禁じえないですよ。
特に女性ファンはその傾向が強いと思います。
男性ファンは元有名選手とかにはすぐなびきますけどね。
古田監督は現役からすぐに監督ということで、現役時代の親しみやすさと厳しさが必要な監督という立場のギャップで大変だったと思います。それを割り引いて監督としての評価は未定といっていいでしょう。
今は解説者ですが、いきなり監督ではなくコーチをやるのも良いと思います。
そう、ホークスのバッテリーコーチとかどうですか!?
……なんてな。
来るわけないよなぁ。
コーチについて個人的短観をまとめてみる。
■王貞治 監督
大きく打者を育てるのが得意だった。采配は動きが少ない。しかし、動く時は大きく動く。
動かないほうがいい結果になることが多い。データを重視しない。代打策は得意。
投手交代は苦手。先発を引っ張って失敗したり、中継ぎに回跨ぎをさせて失敗したり。
選手起用が偏ることが多く、特に中継ぎの負担が増しがち。先発は本格派、中継ぎは変則が好き。
2軍から推薦された選手はすぐ使わず、使う頃には調子を落としていることが多い(例:小斉、辻)。自分で見て上げた選手はすぐ使うし、我慢強い(例:城所、長谷川、吉川)。
■秋山幸二 チーフコーチ
……2軍時代、鍛えた選手の守備力はかなり上がった。今季ファーム優勝の下地を作ったと思われる。
1軍では非常に影が薄い。シャイな方なので遠慮していたのかもしれないと思った。
ベンチで長谷川を叱るなど、怒るべき時は怒ることはできるようだ。
采配は未知数だが、小久保に途中交代を打診したり非情なのかも。
■森脇浩司 1軍内野守備走塁コーチ
ノック職人として有名。今季は三塁ベースコーチを務めたが、仕事ぶりは最悪の部類。
本塁憤死多すぎ。1軍の内野なんて鍛えるところほとんどないし、2軍でノックの鬼をしてて欲しい…。
■井出竜也 1軍外野守備走塁コーチ
今季最も影が薄かった。一塁ベースコーチだったが、コーチ1年目から1軍の一塁ベースコーチってあまり意味ない気もする(今季2年目)。外野守備コーチとしては長谷川や中西の守備がなかなか向上しないなど、疑問符。
■新井宏昌 1軍打撃コーチ
コーチ自身2番打者タイプだったので、王監督の好みのタイプの打者(本多や本間、城所を含む)にはあまりアドバイスできないのでは?川崎と村松は彼の指導で成長した。それ以外に川崎・村松みたいな打撃をする選手が見かけられないが、それは王監督が中心的に指導していると思われる。もったいない。本多とか新井コーチにずっとつきっきりにさせたい。ホークスには出たり入ったりだが、任期中にバント技術が向上したということはないので犠打の通算記録すごいのにバント指導はイマイチなのかも。
■杉本正 1軍投手コーチ(ベンチ担当)
マウンドに行くタイミングが良くない。行っても直後に打たれてばかり。意味無し。
投手交代のタイミングは遅い。王監督の先発投手を引っ張って打たれる悪癖を諫止できていない時点でダメ。尾花コーチはそれができていた。
中継ぎ・抑えの酷使も看過しているし、仕事が出来ていない。
また、大場など緩い変化球を覚えさせた方がいいという指摘はずっとあったが、モノにできていない。新垣に緩い球を教えようとして失敗したのも彼だし、戦犯の第一等と思う。
1999年に2軍投手コーチに就任したが、1軍投手の主戦力はずっと即戦力で2軍から送り込んだのは……誰かいたっけ?2006年に1軍投手コーチに上がったので寺原の復活も彼の功績では無いだろうし……。
2006年2軍投手コーチ→2007年1軍投手コーチというのは寺原復活の功績か?
悪評は聞かないが、今季は影が薄い。秋山監督なら投手コーチ筆頭になることは確実なので期待している。
■大石友好 1軍バッテリーコーチ
1995~1996年、1999年~2002年に西武で1軍バッテリーコーチを務め、2002年からホークス1軍バッテリーコーチ。
西武時代から考えても誰か育てたっけ?このコーチ。西武時代は伊東前監督が不動のレギュラーで、40超えても彼をおびやかす捕手を育てられなかった。細川も炭谷も伊東前監督の指導だよね…?山崎、田上、高谷の成長具合を見る限り、捕手育成が難しいのだとしてもあまり仕事はできていないと思う。
■山川周一 1軍コンディショニングコーチ
6月の柴原のコンディションは試合に出れる状態じゃなかった。王監督相手では仕事ができなかったか。
■石渡茂 2軍監督
「ワンナウト三塁を作る」を合い言葉にファーム優勝を果たした。堅実で選手の力量を見極めた采配をするということか。育てる意味で岩嵜にもっと長いイニングを投げさせたりして欲しかったと思ったりしている。実は参謀向きなのでは……?
■鳥越裕介 2軍内野守備走塁コーチ
明るい性格だったのだが、今季は奥さんを病気で亡くされて……。
ノックは上手くないらしいが、川崎の守備が伸びたのはライバル鳥越に遠慮せずに教えを請うた結果。多分、グラブ捌きなどを教えるのは上手いのだと思う。
つまり、ノック上手の森脇と入れ替えると機能するのでは?
今季はベンチが暗かったし、明るい人が必要だと思う。
■五十嵐章人 2軍外野守備走塁コーチ
……今季の人事で一番謎だった人。今季で2年目だった。上がってきた選手を見る限り2軍外野守備はいまいち伸びた感じがしない。うーん……。選手時代は器用貧乏っていうか便利だったというか……どこでも守れるから違いを教えるのはできそうなものだが……
■山村善則 2軍打撃コーチ
1990年~2軍打撃コーチ、1998年1軍打撃コーチに昇格、2003年に2軍打撃コーチに降格。
……新井コーチと金森コーチと両方の仕事を見てきたはずだが……。
王監督好みのスイングをする打者を育てるが、1軍では結果がでない選手ばかり。育成力は疑問。
■藤田学 2軍投手コーチ
'87~'92、'96~'03、'07~'08とホークス2軍投手コーチを務めている。
……うーん。良く分からない人。2軍での投手の故障→手術が多いんだよなぁ……。
投げさせすぎ?
■岩木哲 2軍バッテリーコーチ
'07から2軍バッテリーコーチ。
領建や中西が育たなかったり、今季の高谷のリードを見ている限り(ry
■川村隆史 2軍コンディショニングコーチ
1992年から2軍コンディショニングコーチ。
主力にベテラン増え、今年ようやく仕事が増えてきた。どーなんだろ?
■田之上慶三郎 2軍コンディショニングコーチ補佐
今季から就任。温和そうだし向いてそうな感じがする。
……こうしてみると、1軍野手の打撃指導の責任が王監督、秋山チーフコーチ、新井打撃コーチとに分散して、しかも三者がそれぞれにタイプが違う打者なので、一貫した指導ができていないということかも。
守備については、外野は1年目の井出コーチと五十嵐コーチでは結果を求めるのは難しい…とはいえ、ひどすぎた。島田さんカムバック。内野は森脇と鳥越を上下逆にした方が適材適所でしょう。
投手コーチは、とにかく投手交代がわかるコーチを呼ばないと、毎年9月にやりくりに苦しんで120球以上投げて中5日とか、狂ってる。斉藤に続いて壊れる恐れアリ。飯島、藤岡、柳瀬、久米と1年で中継ぎ投手を使い潰したりするし、百害あって一利無し。
一番不思議なのは、コーチ陣に丸顔の見た目温和そうな顔の人が多いって事。(参考⇒監督・コーチ一覧)
しかも、仕事が出来ていないと思われるコーチは必ず丸顔。
勝負師の顔じゃないよなぁ。
島田さんも「コーチになって太るやつは仕事してない」って言ってたけど、その通りなのだろう。はぁ。
あと、裏方と言えば、スコアラーやスカウトをダイエー末期にかなり減らしたという背景もある。結果、根本氏の下で松中らを獲得したスカウトがいなくなり、駐米スカウトもいない。その辺のスカウト力の低下も痛い。
スコアラーもデータは使わないと意味ないしね。
ああ、頭痛いねぇ。