'08ホーム最終戦~王監督ありがとうございました/Hawks
王監督退任。
昨日は出かけるつもりだったのですが、虫の知らせか家でテレビ観戦をすることにしました。
そして、そのニュースを知りました。
正直、ホッとしました。
このブログではずっと書いてきました。
王監督の采配が胃の全摘手術以降、弱気になってきている、と。
代打、投手交替のタイミングがどんどん遅くなっている。
思い切った選手起用ができなくなっている。
そうして弱気の采配で結果が出ず、そして実際に弱っていっているように見える王監督を見るのはつらかったです。
王監督の名声と優れた人格は世界の野球を発展させるために絶対必要不可欠。
監督自身はグラウンドで死ぬ事をも望んでいらっしゃったようですが、それでは困るのです。
その意味で、ホッとしました。
また、退任の理由を述べるに当たり、敗因について自身の影響を認める潔さが素晴らしかったです。
敗戦の責任はあらゆる関係者にそれぞれの職責に応じて相応に配分されるもの。
選手の不甲斐なさばかり強調される報道がかなりイラっとくるので、王監督の潔さに胸が軽くなりました。
采配に疑問を抱くことは多かったです。
しかし、選手を大きく育てることができる監督でした。
23日の試合で一矢報いる本塁打を放った小斉は育成枠からあれだけの打球を飛ばし、来季の主戦力と期待されるまでになりました。
ああいう大型選手を育てる事に秀でた監督である一方、ファンを愛し愛される監督でもありました。
おそらく、あれほどサインを書き、握手をしたプロ野球選手はいないのではないかと思います。
グラウンドでは不屈の闘志を持つ闘将であり、グラウンド外では不偏の心を持つ紳士でいらっしゃいました。
最後に二軍選手にまで、全員に握手をする監督の姿は感動的でした。
ホークスが強く、しっかりと九州に根付いたのも王監督のおかげです。
本当にありがとうございました。
シーズン終了後はお体労わってください。
さて、今日も敗戦でえっと、何連敗ですかね?
最下位楽天とゲーム差がなくなってしまいました。
中5日で120球レベルという超酷使で新垣、杉内、ホールトン、和田がやばい感じです。
多村は「足が痛くない打撃」という謎の打法を模索し、柴原も腰の影響で引っ張れない状態。
若手を左右関係なく起用して、流れを変えなければ最下位は避けられないものと思われます。
それから、同じ敗戦処理で起用するのならば、ニコースキーから若手に替えてください。
ぜひ、残り少ない時間でのご英断をお願いいたします。
(余談)
本日は数日前にはてブでたまたま知ったので、ニコニコ動画の生中継で観戦しました。
1F中央-551番でした。先着1万人という話でしたが、18時15分でもゆっくり入れました。右下に来場者数が表示されていましたが最終的に4万を超えていたので出たり入ったりを含めた延べ人数でしょう。細かい分析が後に発表されることをファンとしては期待します。
動画のサイズはYahoo!動画に比べても半分以下ですが、低スペックPCや回線の負担なども考えるとこれくらいのサイズが適当かもしれません。(Gyaoはデフォルトのサイズが大きすぎると思います。もうちょっとユーザ側で選ばせて欲しいです)。十分に観れる大きさでした。
ラジオと比較してのタイムラグは2、3秒といったところで、明らかな空振り三振や打球が早かった場合にはラジオが結果バレになっていましたが、ホームランがスタンドに入ってから投手が投球を始めるくらいのタイムラグがあるYahoo!動画よりは良かったです。
生というからにはほとんど時差無しで観たいと言うのが人情。Yahoo!動画くらいのラグだとおいてかれてるという感じがしてしまうので、早さをとった今回、満足度は高かったです。
視聴者のコメントが出るのがニコニコ動画の特徴ですが、思っていた以上に荒れなかったです。
序盤が少し荒れ気味でしたが、正直動画を見て動画への反応をすることが生中継では優先されるのか、結果的に荒らしをスルーして去らしめることにつながっていました。
NGユーザに同じコメントばかりするユーザを4人ほど登録すると、あとはあまり不快なコメントは多くなかったと思います。
薀蓄系のコメントは少なく、打球の勢いや制球・球威への率直な感嘆を表明するコメントが多くて、一体感はあったと思います。
サービス関係者のものと思われるコメントが時々上部別枠に表示され、それもまた場を盛り上げる要因となっていました。(例として、静かな序盤は「動かないですね」、ニコースキー登板で「いい名前」発言など)
ホークスファンとしては試合終了後のセレモニーまできちんと放送していただけたのが嬉しかったです。
パ・リーグはもともと相互に協力する姿勢が強く、ファンもセ・リーグへの対抗心という連帯感があるので、セ・リーグではちょっとどうなるか分かりません。
しかし、試みとしては大成功だったと思います。
こういう観戦方式の選択肢が増えるのは野球ファンとして嬉しい限りです。
ぜひ続けていって欲しいと思いました。