モルモット報告します。/daily

貯金が6桁ある……としよう。

さりとて、やることはない。

やりたいことはあるのかもしれないけれど、やったらバカにされると思っている。

というよりも、俺自身でバカにする。

「こんなくだらないことに金使いやがって、バカが、死ね」って。

そうだね、寄付した方がよほど良いかもしれない。

でも、恵まれない子にめぐんだりしない。これは俺の金だ!

年金を払ったり、奨学金を返済したり、するのかもしれない。

働いて、お金が貯まるのだと思う。

でも使い道が思い浮かばない。

楽しい使い方って、何?

それはよくわからないということになっている。

公然の、謎。

生きる楽しさ、小説の中にしか無いです。

あるいは、日常がフィクション。

喋っているような、気持ち、すべて幻覚。

なにも意味をなしていない。死んでいるものと生きているものが区別できない。

モノを買うと部屋が狭くなる。邪魔なモノ。欲しかったのに邪魔と言われるモノ。

僕が楽しめるモノとは、つまり僕よりも面白くて価値がある。そんな気がする。

買えば買うほど自分が無価値になるような気がする。

でも、そういう無私の感覚こそが幻想。

フィクション。

普通は身につけて自分の価値を上げる。

何か望んで、それを諦めているのが実態。

体が望むもの。

こうなりたい。

なれない。

なるべきでない、思い込み。

誰か僕に命令を。

ロボットになりたい。

なれない。

理不尽な命令を受けて、反逆して、半狂乱で、破滅したい。

そういう感傷を靄に隠して、気付かないふりをして、よくわからなくなって、自分を見失って、それで平和な存在になる。

わからない。

わからない。

なにもない。

なにもない。

なにもなくてしあわせ。しあわせ。

ねむい。

ねむってしまえばこういう感情は消える。

消えてしまうから、笑える。

「ああ、こんなこと考えたな。あはは」と笑える。

そして、忘れてしまう。

忘れてしまうのは、もったいなくて、それで、こうやって記録する。

いつか、この感情を創作に活かすために。

すべての感情は、そのために記録されている。

このブログは、僕のものだ。