6月6日・7日対阪神戦/Hawks

6月7日 対阪神戦ビジター 2-3x (10回サヨナラ負け)

まさか杉内を10回まで引っ張るとはなぁ。

杉内はこの日、セットポジションからの投球でコントロールがばらついていた。

悔やまれるのは同点打を打たれた浅井に対する攻め方だよなぁ。外角の球を右方向に打とうとしているのは内角の見逃し方から分かっているわけで、そこに外角ストレートを投げていったってのが解せん。

10回裏の投球はテレビ中継がなかったから何とも言えないけど、あっぷあっぷでしょう。

10回表を藤川に抑えられた時点で、杉内に負けが付くよりは中継ぎに負けが付いたほうが験がいいとか思わなかったかなぁ?不敗神話があるってだけで試合に臨む気持ちは違うと思うから、そういうのはできるだけ維持しておいたほうがいい。

しかしとにかく問題は打線。

左腕が打てない。

特に小久保。対左だと2割を切っている。

見逃し方を見ていてもインコースの球、特に食い込んでくる変化球に対して、そんなに危ない所に来ていないのに避けようというそぶりを見せている。あれは全然見えてないのでは?

柴原も2割1分だし、対左に関してはこの4番、5番で打線が分断されてしまっている。だから対左で勝てない試合になっている。

王監督は左も慣れれば打てるようになると思いなおしたそうで阪神戦では2試合続けて長谷川を起用した(2戦目は右腕を予想しての起用だったかもしれないけど)。でも、2割の長谷川よりも一応3割近く打っている辻が今は調子が良いんじゃないのかな?確かに辻に本塁打はないけど、守備は長谷川より上(といってもあの3塁打は超1流じゃないと捕れないと思うので不問)。

対左については、思い切って小久保の打順を下げる必要があると思うんだけど替わりに4番に入れる人がいるかというといないんだよな。交流戦が終わった後、このままの打線だと他球団はホークスに左腕を優先的にぶつけてくると思うのでなんらかの対策を考えないといけないと思う。

つっても、俺もこれだ!ってのは思い浮かばないけど。1~3番で点を取るってのは苦しいから、思い切って3番左翼に中西を起用する(4番は松中、以下順次繰り下げ)とかしか浮かばん。

初回の川崎の盗塁失敗はそういう左腕アレルギーから主導権を無理にでも奪いに行こうという作戦だったのか?スタートが悪すぎた。立ち上がりだから松中四球で1死1、2塁からの攻めで十分に相手は苦しいのにあの盗塁失敗(エンドラン失敗?)で楽にさせてしまった。

川崎は打撃はいいものの失策・盗塁失敗が多く、守備と走塁で少し本調子でないと思う。ちょっと心配。

それから、代打の順位がおかしい。6月6日の試合で大隣の代打に城所が出たけれども、同じ左でも打力では小斉の方が上でしょうに。控え野手の打力で言えば、

右:中西>辻>的山>森本>山崎≒的場

左:小斉>本間>長谷川>>城所

ってところではないかな?

ま、打撃練習での飛距離は

右:中西>的山>辻>森本>山崎≒的場

左:長谷川>城所>小斉>本間

なのかも知れないけどさ…塁に出て欲しい代打では選球眼とミート力が重要なのであって、その点で城所はまだまだ頼りないと思います。確かに小斉を代打に出すとその裏に守備を交代させてひっこめなくちゃならなくなり野手を2人消化しちゃうんだけど、代打に城所を出したら逆に守備力的に城所を引っ込めるのが難しくなって代打を出すポイントが減っちゃうんだよね。

王監督はいつもそうなんだけど、交流戦のビジターでやや守備的な選手から代打に出して攻撃的な選手を余らせてしまう傾向にある。ホームだと守備的な選手が残るんだけどね。

もともと投手交代が苦手だし、投手の打順を使うのが上手くないんだなぁ。

どうしても次の投手の打順まで引っ張ったり、投手が良いと代打を出せなかったり、信頼が低い投手では好投していても代打を出してしまったり。

交流戦残り12試合でホームは4戦だけか。

雲行き怪しいなぁ……。