最悪だ/自己言及

最悪だけど死ねないぞ俺は。

誰の判断を信じたらいいのか解らん。

一番信用ならんのは自分だ。

掃き溜めみたいな袋小路に迷い込みやがって。

それでいて尚、自分の判断で行動してこなかったからだとか考えやがる。

これまでのどの行動にお前の意思が反映されて来なかったかよ。

どんなに流されようとも最後の決断はお前だろうが。

他の連中も信用ならねぇ。

俺じゃないからだ。

俺が分からない自分のことを誰が考えられるのか?

結局、やってみるしかないんじゃないのか?

とりあえずもう研究はダメだ。

自分の考えがまとまらない。

鬱陶しい。

あー畜生。

こんなことを考えて何になるって言うんだ?

先生はお前は病気だと言う。

違うよ。性格が悪いんだよ。

性格に問題があるからストレスが掛かるんだ。

どうなればいいっつーんだ。

薬飲んだって楽になるもんじゃないぞ。

あれは例えるなら「y=sin(x」)が「y=sin(x)+0.5」になるようなもんじゃないか。

毎月毎月なんも変わらんし、何がなんだかわかんねーっつーの。

ああ、そう考えているということはやはりもう一度行くべきなのか。

不愉快だ。すごく不愉快だ。

愚かしくて、醜くて、短慮で、小心で、みじめだ。

結局、そういう自己評価の呪いが自分自身を蝕んでいるのに、それをどうやって切り返すのか解らない。いや、解っているのに行動できない自分が嫌だ。

違う。

めんどくせえ。

書くことが怖い。怖いぞ。

呪うような文句ばかり綴る自分が怖い。

そんなもの書いたって益する所なぞ一つも無いのに、でも、それでよのなかにふくしゅうしてやろうと考えている自分が不快だ。

くそ、死んだ方が良いと思うが死ぬのはダメだ。

知ってる。

知ってるぞ。

知っていたからこそ恋愛なぞする資格が無いことも知っていたのに、クソ。

めんどくさいやつだ。黒歴史ばかり積み上げやがって。

背負うのが鬱陶しいものばかりだ。

だが、それを黒くしているのは俺の目が暗いからだ。

もっと澄んだ目で見れば大したこと無いのに。

まともに振り返る気が起きず、置いてけぼりにして冷たく取り扱っているのは何としみったれたことだろう!

イヤだ。

俺は心が狭い。

何を書いたらいい?

何を思えばいい?

誰も教えてくれない。

くそ、馬鹿だ。

誰にも言えないのか?

勇気が無いのだ。

本当に、本当に死ぬ気で考えていないのだ。

軽い。軽く考えている。

死を軽く考えているから、どんなに頑張って考えても「必死」に届かない。

遠い。

遠い。

生きる資格に遠い。

生きることは死を自覚し、死を避けることだ。

甘い考えだ。

どうしてだ?

それは好きではないからだ。

たとえどんなに好かれているとしても、未だ自分を好くに至らない。

鈍感なのか?

馬鹿なのだ。

ああ、イヤだ。

本当に好きなものは何だ?

怖いものだ。

怖い。

好きなものに裏切られるのが怖い。

才能が無いのが怖い。

自分が考えていることがおろかであることを知るのが怖い。

怖い。怖い。怖い。

初めから馬鹿であった方が良かった、なんて、馬鹿な。

クソ。

それでも生きているのは、それでも自分を信じているということなのか。

だが、それも少し違う。

これ以上失望されるのが怖い。

怖いんじゃない。憎い。

自分が憎い。

呪わしい。

何だこれは堂々巡りじゃないか。

百度巡ったって正しい道に帰れない。

どこだろうここは?

お前は寄生虫だと言われた。

知っている。

大学2年の時にはそんなことを考えていた。

そういえばあの頃が一番「うつ」らしい日々だった。

眠れず、早くに目覚め、朝日に涙し、味覚が鈍って毎日安い食堂の牛丼を義務的に喰らい、幻聴を聞き、ノートに何かしら書き殴っていた。

あれをよくもまぁ、自分の中に閉じ込めた。

可笑しいぞ、俺。

人の森の中で自分にヒトガタに釘を打って、金魚のように口を開けて馬鹿みたいにぱくぱくさせて、物欲しげで、生活力のない、なんだろう?

わけがわからない。

解れ。

馬鹿。

馬鹿め。

くそう。

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛、うぜぇえええええ!

ぼお゛お゛お゛お゛お゛お゛、ホルモン・ザ・マキシマム!死ね、馬鹿がぁ!

あ゛ー、くそう!

どーでもいいわ、このクソったれが!

しょーらいは猫飼ってゆったり暮らすんだ!邪魔するバカはどけぇ!がぁああああ!

あ゛ー、あー、あぁ…・・・

もう、やだ。