( ´ー`)フゥ…3・4月まとめ【投手編】/Hawks
またもやカード勝ち越しを逃してしまいました。
ファンにとってはもはや悟りの境地が啓けそうな勢いです。
チーム防御率が悪すぎるからなぁ。
各スポーツサイトは投手防御率しか出していないけど(それでも3.90だけど)、自責点ではなく失点で計算する(つまり、野手の失策を織り込んだ)チーム防御率は既に4.20まで悪化しています。
それだけ失策が多いということでもある。
というわけで3・4月のまとめなのですが、【投手編】と言いつつ捕手のことしか語らない罠。
捕手の責任は大きいですよ。
大きくなかったら城島待望論なんて出ないっつーの。
杉内はあんまり良くない。和田は良い。ガトームソンは普通に平均以上の投球。大隣は覚醒したのに何故か自分でリズムを失ってしまった。パウエルは欲しくないとかシーズン前に言っていたのに今では必要な戦力に(泣)。大場は直球とスライダーしかなくて、どっちかが調子悪かったら大変な事に。まだ未熟。中継ぎ陣は割と好調だったはずなのにシーズンインするとからっきし。そして王監督に早速酷使されていて、このままだと絶対に夏まで持たない。それは先発投手が長いイニングを投げられていないからなのだけれど、投手の球質的にはそんなに調子は悪くない。じゃあ何でだ?ってのは、それというのも球数多すぎだよって話。
つまり、捕手のリードの問題だよ。
今シーズン、僕は捕手問題について論拠が欲しいと思ったので捕手の成績をかなり詳細につけているのですが、5月1日終了時点でこんな具合です。
■山崎 4勝5敗5ホールド2セーブ
出場 12試合 (先発マスク11試合)
防御率 4.08 (失点36 自責点36 出場中にチームが犯した失策数2)
出場回 79回1/3
打者数 331 (イニング平均4.17人)
投球数 1304球 (1打者平均3.94球)
被安打 72 (被打率.241)
被本塁打 10
暴投 2
捕逸 0
盗塁阻止率 .333 (=1/3)
先発投手を6回2失点に導いた回数 6回
■田上 9勝10敗5ホールド2セーブ
出場 29試合 (先発マスク17試合)
防御率 4.12 (失点75 自責点68 出場中にチームが犯した失策数9)
出場回 164回
打者数 689 (イニング平均4.20人)
投球数 2809球 (1打者平均4.08球)
被安打 146 (被打率.239)
被本塁打 14
暴投 6
捕逸 1
盗塁阻止率 .190 (=4/21)
先発投手を6回2失点に導いた回数 6回
■的山 2勝4敗2ホールド2セーブ
出場 14試合 (先発マスク6試合)
防御率 4.57 (失点31 自責点28 出場中にチームが犯した失策数7)
出場回 61回
打者数 272 (イニング平均4.46人)
投球数 1038球 (1打者平均3.82球)
被安打 61 (被打率.248)
被本塁打 6
暴投 3
捕逸 0
盗塁阻止率 .125 (=1/8)
先発投手を6回2失点に導いた回数 3回
山崎と田上の被打率、被出塁率の差は誤差の範囲かな。
ただ、山崎は非打率が高く被出塁率が低い。これは田上がヒットよりも四球でランナーを許していると言う事の証拠だろう。球数も田上の方がやや多い。
田上がリードしていると暴投や失策が多いのだが、これも球数と関係が深い指標だと思う。良く言われることだが「投手のリズムが悪いと野手の守備のリズムも悪くなる。逆にテンポがいい投手の時は好守が出やすい」というのはこういうことだろう。中継を見ていても首を振られる場面が多く、それもテンポの悪さに繋がっている。一方、山崎は球数が少なくリズム良く投手が投げることを重視していることが各スポーツ紙でのインタビューから知られているし、平均球数の差以上に好印象。
盗塁阻止率について言えば、山崎はそもそも盗塁を企図させていない。走れるランナーを塁に出さないように注意しているのだろう。
田上の盗塁阻止率は惨憺たる有様で、ほとんどフリーパス状態と言っていい。的山は論外。
3人で25盗塁を許している。やっぱり多いよなぁ。
また、田上は山崎の代打で出てきて中継ぎをリードすることが多いはずなのに、ホールドが同数。……まさか中継ぎ陣の不調はおまえか……?
やはり田上の捕手としての資質は山崎、的場に劣ると言っていい……のかもしれない。まだまだデータが足りないな。
ゴールデンウィーク中にローテ2週分くらい他球団のデータも取って見て比較するか……。
的山は平均球数は少ないのに被打率が高く、早いカウントで打たれていることが解る。リードに癖があり、それを研究されてしまっているのではないだろうか?盗塁阻止率は強肩の触れ込みが嘘だったかのような.125……これについても変化球のタイミングがばれているとかそういうウラがありそうだ。防御率はひどすぎるが、近鉄時代を髣髴とさせるものがある。もう落とすしかないと思う。
そして3投手に共通しているのは被本塁打が多いこと。
城島捕手は言っていた「ホームランは捕手のリードで防げる」
……まあ、こないだの大隣みたいに3死球と手がつけられない状態での4被本塁打の山崎には同情するとしても、ちょっと打たれすぎ。
少なくとも田上が捕手で出場すると守備時のムードの重さは異常。
だって、相手に3割出塁を許すということはほぼ毎回ランナーを背負い、三者凡退が1試合に一回あるか無いかということ。
それではすんなり勝てないですよ。
ま、一応3捕手の打撃比較もしようか。
■山崎
24打数 3安打
打率 .125
出塁率 .154
打点 1
得点 0
■田上
82打数 21安打
打率 .256
出塁率 .276
打点 6
得点 8
■的山
18打数 3安打
打率 .167
出塁率 .286
打点 1
得点 0
打撃ではさすがの田上か。
山崎の守備力を取るか、田上の攻撃力を取るかの二択は今年も懸案事項として残りそう。
それにしても山崎の打数は少ないな。1試合2打数ちょっとしかないじゃん。3割打ったとしても2試合に1回しかヒットを打てない計算だぞ。それじゃあ印象うまくないよな……。
そもそも投手が打線に入っているセ・リーグの上位球団よりも点が取れてないってことは、それはやはり攻撃時の作戦に異常があるってことだろう。
そういう意味ではパ・リーグに関して言えば「捕手の打撃は飾りです偉い人にはそれがわからんのです」で、それ以外の打順で上手く点を取るのが指揮官の務めだと思います。
う~ん……1試合2打数では結果の残しようがないと言う見方もあるから、もっと打数が増えれば勘が良くなって打率が上がると信じて、やっぱり山崎固定が個人的には良いと思う。(今月ずっとそう書いてるけど)
杉内、和田が指名していることもあるし、投手が選ぶ捕手を信頼すべきじゃないかなぁ。
ビハインドなら代打・田上で逆転を図りに行くってのは良いと思う。
僅差で勝っている場面では山崎のまま守りに行ったほうが良いと思うが。
ま、王監督が守備力で選手を選ぶとは思えませんけどねorz
あるとすれば田上の盗塁阻止率のひどさに気付くか、または田上の防御率が4.50超えてからとかかな。
そうなったら最下位が見えてくるんだけど。
っていうか、このオリックス3連戦で下手すりゃ……OTL
<追記>
とか何とか書いていたら、一番難癖つけていた的山が杉内をリードして完封に導き、ヒットも打ちやがった。
ブログに書くと裏目に出るらしいぞ。
しめしめ。