ドアの向こうに/自己言及
トイレのドアを開ける時、
自分の家のドアを開ける時、
ドアの向こうにもしかしたら死体が転がっているかも、とちょっと期待混じりの緊張感を抱く。そして、何もない、誰も居ないことにほっとする。
中学生のころからだ。
まあ、漫画脳だなぁとは思う。しかし、常にどこか期待混じりなのは、少し異常だろうなぁ。もしかしたら身近な人なのかも知れないのに…否、身近な人であることを望んでいるのかも知れない。
もしそうなったら俺は第一発見者で、そして第一容疑者だ。
楽しそう。
一度はそういう事態に遭遇してみたいものだ。
もちろん、自分以外が犯人で。