ことのは連想/daily

昨日は図書館で「図解雑学」シリーズを二つ読みました。

お手軽な感じがいいですね。基礎を楽しめます。

今回読んだのは『タイムマシン』と『民俗学』です。

チョイスがかけ離れているのは僕の仕様です。

結局、「ケ」って何なんでしょうね?

「ハレ」や「ケガレ」という非日常に対する日常と位置づけられてますが…

こういう時に僕はいつも語源を考えます。

「ケ」ってどうして「毛」と同音なんでしょう?

「ケガレ」の「ガレ」は「離れ(かれ)」じゃないかと思いました。

民俗学』には「枯れ」説が載っていましたけど、この「枯れ」も「(水が)離れる(かれる)」から来たのではないかな…と。「枯れ野」も「(里から)離れ野」ではないかと。

つまり、「ケ」という日常から「離れた」のが「ケガレ」ですよね。それは「汚れ(よごれ)」ではなくて「ケガレ」。だから、特別なことって意味だったのでしょうね。

「ハレ」は「春」、「晴れ」などと同源で、単にめでたいことを指したのでしょう。

あ、どうでも良いですけど語源を連想していくのって楽しいですよね。

地形と人体の呼び名の関係とか特に。

地面は「ち」でしょ。植物が育つには豊かな「ち」が必要で、霊的エネルギーと関係があると考えられていたので、いろいろな言葉になっています。「血」が無くなると死にますし、「乳(ち)」で赤子は育ちます。両者は色こそ違えど近いものと考えられていたという説もあります。「力」も「ち+から」ですね。「精霊」とか「神」みたいな意味もあって、「みずち」も「のづち」もそれぞれ「み+づ+ち」と「の+づ+ち」ですよね。

「つ」っていうのは、どうも「宿るところ」くらいの意味があって、それで港の呼び名に「~津」と付けるのではと思います。「土」は「つ+ち」ですよね?

開いた入り口は「口」です。「く+ち」なんですけど、「く」ってのがよくわかんないんですよね。「奇し(くし)」とか「奥」とかと関係あると思うんですけど…。曲がったところ、奥まったところ、見えにくいところ、みたいな感じがします…。

閉じた入り口が「戸」です。家の入り口の「戸」、「港」は「水(み)な戸」、「船戸」、「山戸」、人体では「ホト」。どれも入るときに許可がいるのですw

山から伸びている部分は「山手」と言います。「手」ですね。

山を頭とすると「腹」は「原」です。「は」は「葉」の方の「は」で「広がっているもの」。「ら」は…何でしょ?「浦」=「裏」、「蔵」、「村」…

広がっているものじゃない「は」は「端」の方。「山の端」とか。「離す」は「端+成す」でしょうか?

「た」はつくったものくらいの意味がありそうです。「田」とか「歌」とか。

端っこは「辺(へ)」。

尖ったものが「さ」で「先」「崎」…?

…とかね。ついうっかり暴走しました。きっと正しく無い素人予想でしょう。

ああ、早く日本語の変遷について書かれた本を読まないと妄想ばかりが…(汗