ケヤキ/daily
庭のケヤキが初夏って感じです。
この木陰が昔から大好きで、亡くしたら泣いてしまうものの一つだったりします。
…言い回しを変えるべきかな?亡くしたくないものの一つだ、と。
…まあ、そういう微細な感覚の差違はほっとこうか。
それにしても、今日は良い天気。
風が枝を揺らし、葉が木漏れ日に光る。「風光る」って言うのは、こういう春風と青葉と陽光とが織りなすものなのだろう。
木陰が心地良い。
寄らば大樹の蔭。
父母は法事に行ってます。何回忌なのか僕は忘れてしまってる。悲しくなかったからか。
でも、全ての血縁はこのケヤキのように想う。
いや、ケヤキは僕よりも長生きか。僕は、誰よりも生きなくてはならないから、ケヤキは血縁ではない。故に亡くしたら悲しかろう。
老木はいつか倒れ、若木がその蹟を受けなくてはならない。その時に刻々と近づいて行く。
だから、日々伸び、心を固めねば。
ああ、こんなにセンチメンタルなのはお腹が空いているからだ。
しかし、天気が良い。