研究室春旅行(後編)/daily

研究室の年度末の旅行二日目です。

僕は外泊だと寝入りも寝起きも良くなります。疲労の取れ具合も違う。不思議です。

寝起きが良いので朝飯も美味しく食べられます。事実、今日の旅館の朝御飯は美味しかった。

さて、部屋を片付けて出発ですが、今日はあいにくのお天気。出発時の湯坪の雨は峠で雪に変わり、更には霧が出てきました。安全運転で湯布院に下り着くと、雪はひとまず雨にはなっていましたが空気は肌寒く、次の旅程が室内での陶芸教室で良かったと安堵しました。

コップ二個をつくるか、平皿一つをつくるか選べたのですが僕はコップを選びました。

材料として円柱状の粘土が渡されます。

先生「まず土台の目安に爪で線を引きます」

先生「次に、口の方に右手の親指を第一関節まで押し込み、左手で回しながら半分くらいの厚さになるように伸ばします。できるだけ一周で半分になるようにしましょう。しかし、半分にならなければ二週されても構いません。これを三回繰り返して穴をつくります。では、どうぞやってみて下さい」

僕「半分くらいの厚さに…(ぐに)あ゛」

先生「あーあ、これは力を入れすぎだよ。絶体絶命だね。次は慎重にね」

そんな感じで不安な出だしだった一個目はその後は最大限のリカバリーを見せたものの、やはり最初の一押しが致命的で寸を摘められてお猪口になりました。

二個目は逆に慎重になりすぎてぽっちゃりしちゃったし、デザイン云々以前にコップの形を造るので精一杯でしたね。でも楽しかった。

左が一個目、右が二個目

陶芸教室を終えて昼飯に地鶏を食べに行く。すると雨はみるみる雪に変わり、地鶏を食べ終わって帰路に着く頃には雪が積もっていました。

研究室春旅行は何か毎回雪が降っている気がするなあ(正確には、三年前の湯平、二年前の雪の草千里)。寒い寒い。

そうしてゆっくり帰路につきましたとさ。

湯布院雪化粧