そして伝説へ/daily

「突貫工事ですか…/週刊少年ジャンプ」で覚悟していた通り、さっくりさっぱりユンボルが10週打ち切りを食らいました。

諸君らが愛してくれたユンボルは打ち切られた。何故か!?

坊やだったからさ(読者層が)

いや、坊や(主人公約5才)だったからかなぁ……?

その辺も含めて独特の設定、語感が面白かったのですが、う~ん…、ネットの感想サイト界隈ではかなり人気があったのは、やはり玄人好みの扱いにくすぎるツボだったということでしょうか?

ロボもカッコ良かったし。ビッガムって聞いた瞬間にアッザムを思い出しました。全然関係ないですね。しかし、ショベリウスといいジャンプであんなメカメカしいメカを見るのは久しぶりでした。ありがとうございました。

アオリも秀逸なものが多かったです。「いきなり姫!」に始まり、「最もHOTなバロゥ!」に終わる…。バロゥはウサギ穴ですがトンネルを指すのに普通に現場で使われてたと思います…記憶が不確かですが。「不意打ちの釘打ち!」も良かった。

とにかく、そういう一筋縄ではない面白さは多くの方が解っていらっしゃって、打ち切り臭を感じつつも愛してしまう姿は物悲しいものがありました。斯く言う僕も、10週打ち切りを予感しつつ、応援していたんだという記録のためにこの記事を書いていました(20数アクセス/日程度のブログの影響力など高が知れてますから)。

今のジャンプの空気と合わないんですよね。どう贔屓目に見ても。

少年漫画の王道・ワンピース(最近また面白くなってきた)

大御所のこち亀(近年では珍しく2週連続で面白かった)

優秀なスポーツ漫画・アイシールド21(安定して面白い)

奇才が描くエンターテイメント・脳噛ネウロ(連載初期を考えるとダークホース…ってかある意味ダークマター

テニプリテニプリテニプリと言うジャンルw)

もて王(すばらしいパロディ漫画)

銀魂(恐れを知らぬギャグ)

ToLOVEる(エロがメインだがエロだけでもない)

エム×ゼロ(典型的なラブコメをやっていて安定して面白い)

この辺と…

ブリーチ(人気はあるが大ゴマを多用する結果、戦闘は間延びしがち。テンポを意識して欲しい。ワンピースも最近テンポが速くなって面白くなった)

ナルト(多対一が描けなくて戦闘員が見物人になるくらいなら、一対一になる展開を考えよう。ブリーチみたく無理矢理でもいいから)

…この辺まで安泰と思う。

最後の二つは人気があるだけに注文も多くなる。いい所が多いから人気があるのは理解できる。しかし、上記のポイントは押さえたい。これができないから生じるぐだぐだ感が気になって仕方ないです。

以下、個人的に「終わってもおかしくない」と思うもの。

ボーボボには、言うことはない。小学生向けで内容は安定し、人気もそれなりにある。ただ、ギャグ漫画の長期化は作者の創作力を枯らす結果に繋がりかねないので心配。

Dグレは頻繁に休載しはじめた頃から勢いが急減速してしまった。僕の中でのピークはクロウリーエリアーデの話の所。随分昔。終わりは近いのに作者の体力が持ちそうな感じがまるで無いのが不安。

リボーンは…新展開か…いまいちピンとこない。面白くないわけではないが、アニメ化するほどか?とも思う。ブリーチとナルトと異なり、話を転がす速度は良い。

P2!は…「先週の記事」をご覧ください。良い漫画になりつつある。しかし、この練習試合が熱すぎるだけに練習試合から通常の練習に移った際の相対的な温度低下に注意してほしい。スラムダンクでは陵南との練習試合の後、これまでと異なる空気をはらんだエピソード・バスケ部最大の危機を挟んだことで大会までの間を繋いだ。または、多くのスポーツ漫画、格闘漫画に見られるように、敗北で見えた欠点を補う特訓を一通り示した後、時間を大会まですっ飛ばす方法がある。いずれにせよ今の熱を切らさないようにしたい。

メゾンドペンギンは切るほど不快でもなく、かといって積極的に読むほどでもない微妙な打率。切るとページが半端になるから生き残ってるのかな?

ラルΩグラドは、正直登場人物が喋りすぎだと思うので、ちょっと黙らせたほうがいい。小畑氏の「絵だけで十分伝わるコマ」に、セリフが長々あるから辟易する。解説は最小限で。

ムヒョロジは主人公が天才なだけに、副主人公であるロージーの成長を期待したい所だが、さっぱりなくてがっかり。例えば、極楽大作戦の横島を見よ。あんなダメ人間でも成長するとちゃんと認めてもらえるんだよ。

むしろ「終われ」

ハンター×ハンター

待ってるってレベルじゃない。

新連載の「うさぎ」は…

のりとかハエの話は落語か何かにあったような…なかったような…どっかで似たような話を聞いたことがある気がする。いずれにせよ世界観の構築はばっちり。主人公とヒロインのキャラ立ちもなかなか。

問題は、今後の展開。

既婚だし、天下一の道場という達成状況が想像しづらいゴール設定だし、なにより「うさぎ流剣術」ってネーミングがいい加減に脱力系で、「キサマが選んだ道は難工事を極めるであろう」としみったれた言葉を垂らしたくなります。今後は「北斗の人」(司馬遼太郎)みたいな展開になるのかな…?

もしコレが読み切りだったら「今後に期待!」とするところだが、連載初回のこのきれいなシメは却って不安……とにかく見守りましょう。

新連載もそうですが、最近のジャンプは「可愛い」感じが増しつつあります。それは、「ラブコメでヒロインが可愛い」ではなく作品全体の可愛さが増している気がするのです。萌えか燃えかと言われたら、少年漫画は燃えを取って欲しいものです。燃えが不足している……

さて、武井先生。

工事戦士なだけに地下活動ででも続きを希望します。

或いは、他誌でお願いします。

たとえ無理でも、僕らはゲンバー大王のこと絶対忘れないから…!!!(そっちか!)