かれはくま/夢日記
■070216.fri■
家に帰ると庭を落ち葉が覆っていた。
季節は秋から冬になろうとしている。
しばし茫漠と庭をうちながめていると、背後から小さな声が聞こえた。
「水をくれ~!喉が渇いた~!」
振り返ってみると何か黒い塊が玄関のガラスを内側からばりばりと引っ掻いている。
不思議に思いつつ僕は玄関の鍵を開けた。
家の中から飛び出したのは熊だった。
…といっても大きさは50センチくらいの小熊だが。
庭に置いてあったたらいに水を張って与える。
いや…しかし、何故くま?
そこへ弟と母が帰ってきた。
「なんでくま?」
「拾った。山に返さなきゃね~」
「いや、始めから拾うなや」
くまは僕の腕にぶら下がって遊んでいる。
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くまくま(特に感想なし)