ほのぼのからちょいコワまで/夢日記
■060831.thr■
1.知らない町
知らない町を、けれどつい2週間ほど前の夢で訪れた町を、車で走っている。
安全運転だ。
そこはとても田舎で、昭和の匂いがして、緑と土の色が穏やかで、急ぐ理由なんて一つも無い。
木造の建築が軒を連ねて、一つのシークエンスを形成している。
時折現れる煉瓦造りの建物はその定まったリズムにアクセントをつける良い破綻。
2.ホッケー
アイスホッケーをしている。
だだっ広い真っ白なリンクで、完全防備の僕らはちっぽけな真っ黒いパックを追って、激しくぶつかり合う。
激しいショット。
防ぐ味方ゴールキーパー。
弾き返されて宙を舞うパック。
体を倒しながら巻き込むようにスティックを振り下ろし、中空のパックを相手ゴールへと叩き落す!
ゴール!
3.畸形
「可愛いでしょう?」彼女はそう言った。
「そうだね。可愛いね」僕は心から答えた。
彼女は久し振りに会う古い知り合いだ(そういう設定。現実には知らない人)。細身で、少し遠くを見るような儚げな目線が印象的だ。
僕の手に収まるくらい小さな赤ん坊。
これで生きていけるのかと疑問に思うほど小さかった。
けれど、白くて小さくて柔らかくて暖かい。
可愛いと思ったから可愛いと答えた。
しかし、一方で疑問が頭の奥に引っ掛かっていた。
“どうしてこの子は目が三つあるのだろう?”
それだけではなくて、目の付いている場所もおかしい。
左目は、普通の位置よりももっと鼻寄りについている。
右目も、普通の位置よりも少し鼻寄りについている。
そして、三つ目の目が、普通の右目が目尻がある辺りに目頭が、こめかみの辺りに目尻が来るようについている。
でも、不思議とそれが当然の事のような気がして、気持ち悪いとかは全く思わなかった。
「小さいのが心配だね」僕は言った。
「でも、きっと可愛い子に育つわ」彼女はそう言った。
□ □ □
不思議な話が三つ。
1.の町はこないだもドライブだった。どこだろ?
2.のアイスホッケーはやったことねぇ。
3.の三つ目は…今思い出してもそんなにグロテスクじゃない。
何故だろう?とても小さかったからだろうか?