ねこ/いきもの

猫、好きです。

丸っこい頭、ガラス玉のような瞳、細くてしなやかな足、柔らかな毛並み、ふにふにの肉球、ゆらゆらと揺れる尻尾…どれをとっても完璧な自然の造形。

撫でて上げた時の気持ち良さそうに目を細める姿が、警戒圏内に人が入った瞬間に立ち止まり振り返るその動きが、ひげレーダーの感度を保つために顔を前足で撫でるその仕草が、もう、可愛い。

見慣れぬヤツにはそっけない割に、気に入るとくっつきむしになるところなんか、震えるほどの愛らしさである。

鳩とかを狙って伏せている姿もかっこいい。

高い所から飛び降りた時に見せる軽やかな着地も美しい。

猫を見かけると微妙に進路がそちらに引き寄せられる自分が居る。

近付きすぎて「持って帰りたい衝動」に駆られる自分が居る。

猫を見つけると心の中で「にゃーにゃー」言っている自分が居る!

ああ、猫、ネコ、ねこ…。

でも飼えないんですよね。

僕は猫のあの自然自由な所が好きなのです。

家の中に閉じ込めておきたくないし、かと言って妊娠しないように避妊手術をするのもイヤだ。

餌付けもしない。餌付けは飼うことに等しいから。

僕にとって猫は良き隣人で、決してしもべや愛玩の対象ではないのである。

…うう…。

でも飼いたい…。

生まれた子猫を全部育てれば良いんだろうなぁ…猫屋敷になりそう…。

あぁ…なんて悩ましいのだろう。

ラヴないきもの…ねこ。

<オマケ>

もし猫に名前を付けるとしたら、物理学者とか数学者の名前を付けたいです。

第一候補シュレディンガーですね。

毎日ドアを開けた瞬間がドキドキです(違

第二候補アインシュタインです。

イタズラっぽい猫になりそう。

第三候補オイラー

一人称はオイラの猫です(ホント、猫って喋らないかな)(←妄想)

第四候補はハイデルベルグ。

どこに居るのか不確定。

第五候補ケプラー

夜空の似合う猫である。

ニュートン。高い所が好き。落ちるのも好き。な猫。

ガウス。すぐ家出しそう。

ハッブル。こいつも夜空が似合う猫。

アルキメデスとかギリシャ人の名前もいいなぁ。

…いや、そんなに猫は飼えん。落ち着け、俺。