早朝便/夢日記
■060623/FRI■
場面がくるくる変わる。
眠りが浅いせいだ。
苦しい。
左手の人差し指の第二関節。
膨れるような、違和感。
意識が、浮遊する。
ここは、ホテルの一室か。
母と弟と共に、ブラジル戦の開始を待っている。
薄暗い部屋。
何の気も無しに廊下へ出てホテルの非常階段へ。
非常階段の上、漆黒の闇に包まれた静寂を地上の方向に見る。
見えるものが無いからこそ、何かを見ようと視覚は錯覚する。
見つめるほどに視界は揺らぎ、白い何かを見る。
湧き上がる湯気のように上昇するその薄靄の様な塊は、次第に不吉な形をとり始めた。
狂相を顔に浮かべ、手に包丁を持ち、空を垂直に疾駆する髪の長い女―。
僕はホテルの中に戻る。
ホテル内の階段を登る。
登り終えるとそこは地上だった。
裏路地。
静かにたたずむ隠れ家的店たち。
僕はその中の一つに入り、朝食を食べる。
□ □ □
う~ん、無理矢理眠ったから変な夢見た。