事件・三者三様/時事

最近の事件をまとめて言及します。

まずは、秋田の児童死体遺棄事件が意外な展開を見せましたね…。

最近、事件記事をネット上で逐一追ってないので、まさかこんな展開があろうとは思ってもいませんでした。

問題は、畠山容疑者の娘の死体遺棄が、同容疑者によるものなのか、それとも他に犯人が居るのか、です。

注目された事件ですし、静かな田舎町で起きた事件です。秋田県警はどうしても慎重にならざるを得ません。

我々も静かに見守る方が良いでしょう。

ところで、同容疑者の逮捕に関する朝日新聞と読売新聞の記事の温度差には唖然としました。こんなにも差があるものか、と。

日経の方が距離をとっている分、冷静に読める気がしました。

次に、村上さん。

つい誘われるようにインサイダー取引ですか…。

インサイダー取引って、すごくシンプルなんですよね。

“俺が事前にこの情報を知らされたと知っているのは、この場の俺とお前だけ”なのだから、一見、バレなさそうなのです。

そんで、後は“バレるか?バレないか?ええい、やっちまえ!”です。

黙っているだけで大儲けですから、甘い誘惑です。

でもねぇ、これが割と簡単にバレるんです。何故なら、大きく動けば動くほど目立つし、やっかまれてある事無い事情報が流れて、捜査対象になっちゃう。だから、名前が売れてる人ほどやったら駄目。

そもそもあれだけ大きな金動かしてて、叩いて埃が出ないのも難しいし、有名なほど慎重で無いと。

それを我慢しきれずにやっちゃったんだから、やっぱり村上さん、あなたは金の亡者と言われても仕方なかったんですよねぇ。

最後は、盗作疑惑。

構図が同じ…配色の傾向も近い…筆のタッチが違うだけ。

芸術とは、抽象に過ぎない作者の精神世界を、五感に認識可能な具象に映し返し、他者との共感を模索する事。

自己の表現を放棄した者に、その共感から得られる利益を受ける権利は存在しません。

たとえ、似たものを作ったとしても。

模写は練習のため。

オマージュもほぼ同じ。ただ、それはそれを商品とする分、明確な敬意の表示が必要。

パスティーシュは、原典の衆知を前提とした提言。

パロディは、原典の衆知を前提としたジョーク。

そのいずれにも値しない。

故に、恥ずべき彼は追放されるべきでしょう。

そもそも、構図を真似るなんて恥知らずです。

小説などの物語系だったらプロットを真似るようなもの。

創作の根本ですから許しがたい。