夢日記060105

■Feb.05.sun

「速報です。今入って来たニュースによりますと…」

四十代のきりっとした女性の写真がテレビに映し出される。

ウェーブが掛かった長い髪を額で分け、肩へと流している。

まっすぐな鋭い目線が、長い間厳しい業界で生き抜いてきた経験を示していた。

「…氏は、TBSの取締役であり…」

ポジション不相応な、若き女性取締役の死が、今日本を駆け巡っている。

ただの事件じゃない。

血なまぐさいにおい―。

深夜―。

部下に命じて車を出し、山中を行く。

情報では、ある重要な人物がこの暗闇の中を逃亡中らしい。

無線で逐次報告を受ける。

事件は新たな広がりを見せようとしていた。

>いきなり人が死ぬというのは珍しいパターンです。

>僕は警察に所属しているという設定ですね。