寝ながら笑う男/夢日記

ちょっと重たい夢をアップしたので、気分転換に明るい夢も挙げておきます。

かなりメルヘンな夢です。

これを見て僕は寝ながらにして声を出して笑った(らしい)。

興味がある方は「続きを読む」からどうぞ。

■No Date■

高校生の頃は、弟も同じ部屋で寝ていました。

ある朝、気持ちよく夢を見ていたのに、弟から揺り起こされました。

夢から無理やり起こされてちょっと不機嫌な僕は弟に何があったのかと訊きました。

すると弟曰く、「いや、眠りながら笑っとるのが気持ち悪かった・・・。」

・・・どうやら、夢を見て、寝ながらに笑っていたようです。

その時見ていた夢はこんなメルヘンな夢でした。

僕はよく晴れた空の下、草原を歩いています。

すると向こうで動物達が集まって何かやっているのが見えました。

近づいて見ると、ちょっと土が盛ってある所にハリネズミが白いウサギを抱えて立っている。

ハリネズミの正面向こうに、茶色い犬がバットを構えて待っている。

コアラがキャッチャーで熊が審判でその向こうには鳥やら馬やらの観客が・・・。

その賑やかさを微笑ましく思っていると、ハリネズミがアンダースローで振りかぶりました。

まさかウサギを投げるのか!?とびっくりして、思わず「あっ!」と声を出しました。

しかし、その驚きもすぐに笑いに変わりました。

ハリネズミはそっとウサギを地面に転がしました。

ウサギは少し転がってから体勢を立て直し、キャッチャーの方向へとぴょこぴょこ跳ねて向かって行きます。

その愛らしさに笑いを誘われていた僕は、しかし、またもや心配しました。

(まさか犬はこのウサギをバットで叩くつもりだろうか!?)

しかしこの想像もすぐに覆されました。

犬はそっとバットをウサギの目の前に下ろし、ウサギはほんの少し頭をぶつけただけでした。

バットに気付いて止まったウサギは、いそいそと向きを変え、今度は内野方向へと飛び跳ね始めました。その愛らしいこと、きっと寝ながら笑っていたのはこの時でしょう。

ぴょんぴょんと進むウサギを追って、ショートの猫が走ります。

しかし白ウサギは三遊間を抜けていきました。

そしてどんどん進むウサギを僕は追いかけました。

追いかけて、追いかけていくと向こうに大きな湖と桟橋が見えました。

ウサギはその桟橋へ向かって跳ねていきます。

ぴょんぴょんと跳ねて行って、ウサギは湖へと飛び込みました。

水しぶき一つ上がりませんでした。

僕はすぐに桟橋の端に着き、屈んで湖面を見ようとしました。

しかし、そこは湖ではなく空でした。

桟橋のはるか下、住み慣れた街の景色が広がっていたんです。

見下ろす視線を水平に戻すと、確かに地上の空が湖のように見えました。

そしてもう一度地上を見下ろそうとした瞬間、僕の体は吸い込まれるように桟橋から落ちて空中へと飛び込んでいきました。

□ □ □

って、ところで弟に起こされたんです。

高校生の男が見る夢ではないなぁ(苦