お勧めSleipnir/web
ウェブブラウザの話・・・ってか、マウスジェスチャーの話です。
僕は最近、IEコンポーネントのタブブラウザ“Sleipnir 2.00”(“スレイプニル”と読みます)を使い始めたばっかりですけど、「マウスジェスチャー」機能がやばいです。この機能、便利すぎて中毒出てます。
「マウスジェスチャー」というのは、まあ、マウスのボタンを押したままでマウスを動かすと、ショートカットキーと同じ事ができるという機能ものです。
例えば、
「右クリック+←(マウスの右クリックを押しながら左へ動かす)」すると、「閉じる」。
「右クリック+↓↑(マウスの右クリックを押しながら下、上と動かす)」すると、「更新」。
・・・という具合です。つまり、マウスを使って格闘ゲームみたいなコマンドをしたら、インターネットの色々な操作ができるというわけです。
もちろんオプションで、マウスの動きとアクションの組み合わせを自由に設定できます。
僕は直感的な動きを大事にしたいので、「右+←」で「前へ戻る」、「右+→」で「次に進む」、「右+←↑」で「上の階層へ」、「右ダブルクリック」で「すべてのタブを閉じる」・・・といった具合です。
ウィンドウ上で、ちょこちょこっとマウスを動かすだけでインターネットの操作がすべてできるこの機能、超便利なので癖になってやめられなくなってしまいます。
故に、スレイプニル以外のソフト、例えばWordとかで「元に戻す」をしたくて右クリックしてマウス動かしたりして、「あ、スレイプニルじゃねえや」とがっかりしてます。
他にも上級者には便利な機能がかなり付いているようですが、僕にはさっぱり使いこなせていません。
しかし、マウスジェスチャーは便利!スレイプニルに限らず、ソフトウェア全ての標準装備となること必至のこの機能、みなさんも体験してみて下さい。
スレイプニルの公式サイトは↓(と、バナー設置の練習も兼ねてみる。)
ところで、Sleipnir(スレイプニル)というのは北欧神話に登場する8本足の怪馬の名です。
北欧神話の主神・Odin(オーディン)の愛馬で、最も速く駆ける馬であり、空も飛びます。
FFをやったことがある人は見たことがあるはず。召喚魔法のオーディンが乗っているのはこの馬です。
開発元はFenrir & Co.と言う会社なのですが、
Fenrir(フェンリル)は同じく北欧神話に登場する悪役で、強大な狼の名です。
“神々の黄昏(ラグナロク)”の戦いにおいて、オーディンを丸呑みにします。
こいつは有名な悪役ですよね。
さて、この二つの神話の登場人物(?)、共通点があります。
それは親。
FenrirはLoki(ロキ)という北欧神話のトリックスター(善悪定かでないトラブルメイカー的神)の息子。
Sleipnirは同じロキが、雌馬に変身した時に生んだ馬。
このネーミングセンス・・・開発者の柏木氏は神話好きと見た・・・。
蛇足。
北欧神話は結構身近なところに根付いています。
例えば曜日の名前。
“Tuesday”は、北欧神話の剣と裁判の神Tyr(テュール、チル)の日。
“Wednesday”はOdinの別名Woden(ウォーデン、ウォーダン)から。
“Thursday”は雷神Thor(トール)。
“Friday”はOdinの妻のFrig(フリッグ)から。
それぞれ由来しています。
だから何かって?知りません。それがtriviaってもんです。