未来土木

景観開花という、景観をテーマにした設計協議が開かれています。

(って、宣伝文句書いたところで大したアクセス数無いんですけどね。)

条件はこんな感じ↓

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■2005年度「景観開花。」設計競技■

「新時代の土木構造デザイン」

■設計課題対象■

「土木構造物全般」

・新時代にふさわしい斬新なアイデアが散りばめられたものであること

・今までにない構造形式や素材を用いた新しい発想が見られること

・対象となる土木構造物は任意,種類・規模・提案する範囲は全て自由

・現実の場所を設定し,周辺風景への収まりを十分考慮したものであること

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公式ホームページは→http://www.plan.civil.tohoku.ac.jp/~design/

で、アイディアがあるので一つ。

それは、「月に架ける橋」。

「新時代の土木構造物デザイン」って言うなら、月世界居住の時代ってのはどうよ?

クレーターを背後に灰色の世界で銀色に光る橋・・・絵的にもいいと思うけどなあ。

大賞は獲れなくてもアイディア賞はいけそうなこの作品。

誰か本気で検討してみないかなぁ。

一応「続きを読む」にざっとした考察を書いとく。

まずは、その橋の建設目的である。

月面上では資源運搬には鉄道が使われると思う。

軌道敷設には地上の他に地下トンネルというのも考えられるが、純粋に運搬だけを考えるなら地上に軌道を敷設する方が現実的だろう。

そうなれば谷があればそれを越える橋が必要となる。

目的は資源運搬用の鉄道橋、でどうだろうか。

次に、月の特徴的な条件から設計条件を整理してみよう。

①重力が地球上の約6分の1

②大気が希薄

がまずもって挙げられる。更に、

③水が稀少

④隕石が落ちる

⑤温度膨張

①の条件は大きい。材料強度は地球上と変わらないのでより繊細な構造物が作れることウケアイ。

ただし、注意しなければならないのは、衝撃荷重や振動など、自重と運動が関る荷重については地球上と同じ検討が必要である点。

②大気が無いので、風荷重、それに腐食は心配しなくて良い。

素材は鉄が有力。

まずもって水が稀少だし、水を使わないコンクリートも開発されているようだが、温度条件等から見ても施工性が低そうなので却下。表面温度が平均250Kしかなく、昼夜温度差も激しいので時間に左右されない安定した施工性の面では鉄だろう。

ってか、なにより「月まで持ち出して結局コンクリート構造物かヨ」って感じで馬鹿らしいし。

問題の一つ目条件④。

月には大気が無いので隕石が燃え尽きないで落ちてくる。

つまり月面上では隕石荷重を計算しなければならないだろう(笑)。

マスなのにしなければ確率は高くないと思うけどね。

ちなみに地震荷重も一応計算しなければならないようだ。

マグニチュード4程度の月震というのが発生しているらしい。

あまり大きくないが、甘く見てスレンダーにしすぎるとマズイかも。

一番の難関⑤

昼夜温度差が200Kとかなり激しいので、温度歪みをかなり気にしないといけないと思う。

これを乗り越える構造形式が最大の問題です。

今さくっと書けるのはこんなトコかな?

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